息子が通っていたアメリカの公立小学校は午前中に1回スナックタイムがありました。ここでいうスナックとは日本で言うポテトチップスのようなスナックではなく補食としての「おやつ」のことです。今日はアメリカの学校スナック事情をご紹介。
アメリカの朝ごはん
その前に朝食について。アメリカの一般的な朝食ってシリアルとかトースト、オートミール、パンケーキ、ワッフルとかが多いです。ポップタルトという、もうほぼお菓子やん!的なものを食べる人もいます。パンケーキやワッフルは冷凍ものも充実していて、どれもお手軽です。
これらは食べる量にもよりますが総じて腹持ちがあまり良くない。そんでランチもサンドイッチとかクラッカー+りんごとか、本当にそれでお腹ふくれるん?!的な内容が多い。それに子供は大人ほど一度に量が食べられないので、ランチまでのつなぎとして補食タイムがありました。
ちなみにそういう我が家の子供たちも朝はシリアルやパンが多かったです。簡単で美味しいですもん。
アメリカの学校スナックのApproved Snackとは
で本題のアメリカの学校スナック、なんでも持って行っていいと言うわけではありませんでした。私としてはおにぎりなんかを持たせたかったんですが、公立の学校ということもあり公平性を保ちつつ、おそらく国や州のガイドラインに沿って学区が選んだのかなというラインナップでした。
学校からApproved Snack List(承認済みスナックリスト)というのがシェアされて、そのリスト以外のスナックを持っていくと容赦なくそのままお家に返品されます。つまり子供はその日スナックなしで過ごすことになるので、スナックリストに載っているものを持たせるよう心がけていました。
ではそのApproved Snack Listを早速ご紹介。11種類あります。
その1: Fresh Fruits & Dried Fruits (果物とドライフルーツ)
→はい、これめっちゃ賛成です。親としてはおやつに果物だけで満足して欲しい。
その2:Fresh Vegetables(野菜)
→これも良き。アメリカの子供達って生の人参とかセロリ、きゅうり、ミニトマト、パプリカをおやつとして食べるんですよ。いいですね、見習いたい。
その3:Applesauce(アップルソース)
→要はすりおろしりんごです。砂糖を使わず果物のそのままの味です。カップに入ったものがポピュラーですが、アメリカの学校スナックとしてはパウチ型が便利。日本にもパウチに入った◯◯ジュレみたいなのがありますが私は断然アップルソース派です。日本ではコストコが出してるKIRKLAND(カークランド)のアップルソースが比較的簡単に手に入るので今も食べ続けています。アメリカではりんごだけでなく、いちご、バナナ、キウイ、フルーツミックスとかベジタブルミックスとかプロテイン入りとか、本当に色々な種類があって、登山やスポーツ中でも気軽に小腹チャージできるので、大人にも人気です。私も好き。
その4:Pretzel(プレッツェル)
→普通のプレッツェルってなぜか日本だとほとんど見かけませんよね。売ってるところには売ってるんですけど、普通のスーパーでは、おつまみコーナーにある濃い味のやつしか見かけません。そのせいもあってプレッツェルは私の中では完全におつまみ的なポジションでした。でもアメリカではとってもポピュラーかつヘルシーなスナックです。プレッツェルも形やフレーバーなどで色々な種類があるんですけど、いわゆるオリジナル味は塩っ気も少なく子供にも食べやすいものになっています。
その5:Goldfish(ゴールドフィッシュ)
→でましたよ!ゴールドフィッシュ!!みんな大好きゴールドフィッシュ!このクラッカー 味は濃いですが、揚げていないのでヘルシーなイメージがあります。詳しくはゴールドフィッシュについて書いた記事をご参照ください!
その6:Pirate’s Booty(パイレーツブーティ)
→カール的なお菓子です。え?カール?それ・・お菓子やんな。うん、これもう完全にお菓子やわ。いいんか?多分、一応揚げ菓子ではないからいいんですかね。お菓子の種類的にはpuff(パフ)って表現するんですけど、パフって響きはなんかヘルシーに聞こえるんよ。
その7:Rice Cakes(ライスケーキ)
→ポン菓子を固めたようなやつです。日本にもバーになってるタイプがありますよね。アメリカでは薄いイングリッシュマフィンみたいに成形されていることが多くて、その形からライスケーキって呼ばれています。決してケーキじゃないっす。味も甘いのもありますが、塩味もポピュラーです。
その8:Skinny Pop(スキニーポップ)
→ポップコーンです。ポップコーンもヘルシーで子供も大人も大好きなおやつの代表格です。もちろん味も色々あって個包装パックみたいなのも売っているので便利。息子は好んで持って行っていました。母的にはポップコーンに補食のイメージないけどな。
その9:Cheese Stick(チーズスティック)
→棒状のチーズです。タンパク質もカルシウムも取れることから親にも大人気のおやつです。日本ではチーズは塩分と脂肪が多いことから子供用のチーズが別に存在し、子供のおやつとしてはあまりポピュラーではないですが、アメリカではむしろ推奨されているんかなくらい見かけます。さけるチーズみたいな見た目ですが、さけません。「さけるチーズ」を知っている私からしたらホンマこいつ全っ然さけんからな。1袋に個包装されたものが24本入りとかで売ってるので、アメリカの学校スナックとしてだけでなく、我が家では冷蔵庫にそのまま置いて家でも子供がよく食べてました。私も好き。
その10:Yogurt(Go-gurt) ヨーグルト(ゴーグルト)
→ヨーグルトもおやつとしてはなかなかヘルシーですよね。でもカップ入りのヨーグルトはかさばるしスプーンも必要になってくるので、ほとんどの子はこのゴーグルトを持ってきていたようです(息子談)。ゴーグルトとは商品名なんですがヨーグルトを細長い棒状のパウチに入れて、食べるときは上部をちぎって吸って食べるタイプのヨーグルトです。駄菓子で棒状になったゼリーを吸って食べるやつあるじゃないですか。あれのヨーグルトバージョンです。こちらも息子のお気に入りでしたが、味が信じられないくらい甘ぇ。そこが唯一気になっていました。
その11:Veggie Straws (ベジストロー)
→サッポロポテトとベジたべるをたして2で割ったようなお菓子です。じゃがいも生地にトマトとほうれん草が練り込まれたストロー状のスナックです。これも限りなくお菓子に近いと思うのですが…ベジたべるみたいになんか野菜入ってるとヘルシーに思えるんですよね。
ところ変われど子供のために
ちなみにスティックチーズやゴーグルトを持っていくときは保冷できるスナックバッグを使っていました。ポーチの底面と側面に保冷ジェルが入っていて、前の晩にバッグをポイと冷凍庫にぶち込んでおけば、翌朝ギンギンに冷えたスナックバッグが出来上がっています。さすがに丸一日は持ちませんが、アメリカの学校スナックタイムは午前中でしたし、日本の本州のように夏が灼熱になる地域でもなかったので十分保冷状態を保てました。
こうして振り返ってみると、アメリカの学校スナックも一応健康に配慮していることが伺えます。それにどれも安くてどこのスーパーでも手に入るものばかりです。子供を思う気持ちは万国共通ですね。久しぶりに甘ぇゴーグルトが食べたくなりました。
では!
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