小学生の筆ばこ事情 日本とアメリカで比較してみた

小学生の筆箱1

今日は我が家における日米小学生の筆箱の比較についてのお話です。

目次

小学生あこがれのアノ筆箱

日本の小学生の筆箱って特に指定はないんですけど、あの両開きの長方体の角型のが定番なんじゃないでしょうか。

大人になってあの筆箱を手に取ってみると、鉛筆と消しゴムを入れるだけなのになんかお弁当箱みたいでたいそうな形だなと思っていました。でも子供にとってはランドセルに並ぶくらい憧れのようです。

私が子供の頃は、鉛筆がボタン一つでシャキーンって飛び出るとか、スイッチを押すと鉛筆削りがくるんと出てくるとか、秘密の引き出し付きとか、とにかく仕掛けが多ければ多いほどクラスにおける筆箱ヒエラルキーの上位に行けたのですが、最近は極力無駄を省いてシンプルなのが一般的なようです。キャラクター物禁止の学校もあるみたいなので、デザインもとてもシンプルになっていました。だから選ぶ基準はほぼ色でだけです。

日本の小学生筆箱 代表

それではまずは日本の小学生筆箱代表として、息子が選んだよくある一般的な筆箱からご紹介。しいて特徴を言うなら、鉛筆削りが付いているのとランドセルの中でふたが開いてバラバラにならないようにロックが付いていることくらい。ちなみに長男はロックの付いていないバージョンを使用していましたが特にランドセルでバラバラになる事件は起きませんでしたが。

一緒に準備した鉛筆と消しゴム、赤鉛筆、名前ペンを入れてみました。(入学してから知りましたが、鉛筆と消しゴムと名前ペンは最初に学校からもらえました・・)

え、なにこれ。気持ちええ。ぴったりやん!!!

全てがめっちゃシンデレラフィット

そして鉛筆を入れてみてついに気づきました。この筆箱の良いところが。

日本の小学生の筆箱 使ってみて気づいた点

まず、「ある」/「ない」が一目瞭然であること

うちの地区では毎日4〜5本の鉛筆と、赤鉛筆1本、消しゴム1個を持ってくるように指定されています。鉛筆は毎日削って持ってくること。この作業が我が6歳児には難関なんですよ。

でもこの筆箱に入れたら、この鉛筆短いから変えようねとか、消しゴムなくしたねとか、この鉛筆とこの鉛筆は削らないといけないねとか、一発でわかるんです。管理しやすい。

そして、すべての筆記用具が定位置にあるので迷わない

取るのもしまうのも迷わない。布製のポーチ型のペンケースのように使いたい筆記用具をガサガサと探し出す必要はない。ああ、やっぱり管理しやすい。ちなみに反対側の扉は今のところなにも入れていませんが、15cm定規、三角定規、分度器を入れることができます。

ちなみに小学4年生になる文房具マニアの長男は、このタイプの筆箱からスタートして転々と筆箱を替え続けていますが、今でも参観などでクラスを見に行くと、長方体タイプの筆箱を使い続けている子は多いですね。うん、特にこだわりがないのなら、使いやすいもん。

しかし、形が固定なので必要以上には入らない

しいて難点を挙げるとすれば、箱型なので容量が決まっています。もっと筆記用具を増やしたい場合には不向きです。ペンを入れたいとか、付箋を入れたいとか厳しいそうです。ま、小学生には必要ないのかなと思います。

それでは続いてアメリカ。

アメリカの小学生筆箱 代表

はい、どーん!!

the pen pouch

サイズ感がよくわかりませんね。隣に一般的な鉛筆を置いてみました。どどーん!!

28x17cmくらいありました

いや、アメリカにももっとかわいい筆箱あるんですよ!でも息子が通っていた地区では入学前に準備する文房具リストみたいなのがあって、それを各自準備して持って行くんです。日本みたいに6年間使う「お道具箱」的なものが支給されるわけではなく、各自持っていった文房具は基本1年間そのクラスで共有・消費するスタイル。

文房具一括購入したもの。文房具のほかに箱ティッシュとかジップロック、ファイル、封筒なんかもありました。ファイルとはさみ、クレヨラ以外は教室に寄付する感じです。

近所のショッピングモールで文房具リストの物品を一つひとつ買い集めてもよかったんですが、めんどくさかったので学校を通して一括購入した時についてきた筆箱です。

アメリカの小学生の筆箱 使ってみて気づいた点

極限まで無駄を省いたシンプルスタイルなところが良い

とにかくなんでも入ります。単なるポーチなのでほとんど不具合も発生しません。アメリカの小学校では机にお道具箱がないのでこの筆箱に最低でも鉛筆、消しゴム、名前ペン、色鉛筆(クレヨラ)、蛍光ペン、ハサミ、のりを入れて持ち歩きます。そうすると、必然的にこのサイズになるんですね。

中身は整理不可能…

一方で使いたい文具が取り出しにくい

この極限シンプルスタイル、嫌いじゃないんですが、とにかくうちの子供は使いたいものがサッと取り出せない。筆箱の中身が多いのでいつも人混み状態。何がなくなったかも分からん。と言うことで、1年生の後半になる頃には結局違う筆箱に変更しました。

この筆箱もやはりポーチ型で、サイズ的には冒頭の日本の小学生筆箱より一回りくらい大きい外周、そして中にめっちゃ詰め込むので厚みは2.5倍くらいのサイズになります。

もはやポータブルお道具箱。文房具が好きでついつい筆記用具が増えていってしまう人にはいいかもです。

ところ変わればこんなに違う。でも結局は・・・

ところ変わると、筆箱もこんなに変わるんだなーと。学校のシステムの違いの結果でもあります。でも結局はお好みですね。日本では箱型筆箱からポーチ型まで色々な選択肢があるけど、アメリカでは箱型筆箱見かけませんでした。もしかしてアメリカの小学生が日本の小学生の筆箱見たら驚くかな?

個人的にはポーチ型が好きです。最近はボールペンをそのままカバンに突っ込むスタイルですけどね。

では!

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この記事を書いた人

元公益事業の団体職員、現webデザイナー兼在宅ワーカー。3回の海外生活経験を通して見た景色や子育て・日々の雑多を発信しています。仕事に子育てに奮闘しています。

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